このような症状は、ご相談ください
- せき
- 熱
- 腹痛
- 下痢
- 便秘
- 頭痛
- めまい
- 立ちくらみ
- 吐きけ
- 嘔吐
- 疲労、倦怠感
- むくみ
- 急な体重増減 など
Internal medicine/Lifestyle diseases
体の調子が悪い時に多くの人が最初に受診する「一般内科」は、適切な医療を受けるための“総合案内”としての役割も担っています。風邪、発熱、腹痛、頭痛、めまい、胃痛、下痢、インフルエンザなどの急性疾患から生活習慣病などの慢性疾患まで、内科全般を幅広く診療しております。些細な事でもお気軽にご相談ください。どこの診療科にかかれば良いのか迷っている方にはその病態・疾患に対する専門の医療機関や適切な病院の診療科のご紹介もいたしますので、安心してご受診ください。
生活習慣病には、糖尿病や高血圧、脂質異常症(コレステロールや中性脂肪が高い疾患)、高尿酸血症(痛風)、肥満などがあります。主に運動不足、過食などの食生活の乱れ、肥満といった生活習慣の不摂生などが深く関わっている疾患とされます。生活習慣病は、一つ一つは軽症でも、いくつもの疾患が重なることが少なくありません。それらの疾患の積み重ねにより、心臓病や脳卒中などの重大な疾患に結びついたりする危険性も高まります。初期段階では自覚症状が出ることが少なく、不調を感じて病院にかかった時には危険な状態となっていることがありますので、自身の生活習慣を振り返り予防に努めることが大切です。
*当院ではまず生活習慣の見直しから進めております。生活習慣の改善、つまり食事療法(量・食べる時間、内容)と運動療法のアドバイス・指導を行い、必要に応じて薬物療法の導入も行います。
高血圧は日本人にはとても多い病気で、40~74歳の人のうち男性は約6割、女性は約4割が高血圧と言われます。高血圧を放置すると血管に刺激がかかり、動脈が傷みやすくなります。それと同時に、血液を高い圧力で送り出しているのは心臓ですので、心臓が多くのエネルギーを必要とし、疲れやすくなります。つまり高血圧は、血管や心臓に障害や血管を傷めて次第に血管が硬くなり動脈硬化や心不全や狭心症、心筋梗塞といった心臓血管系の病気を招いたり、脳出血、脳梗塞、腎臓病の原因になったりします。
当院ではまず生活習慣の改善の指導(適度な運動を心がけ、減塩に努めること、体重の管理など)行い、家庭血圧計を測定するように指導します。その上で血圧の状態を考慮し適切な降圧薬を処方いたします。一般的な高血圧治療のほかに、若年~壮年期発症の高血圧の方、下がりにくい高血圧の方、診察所見で高血圧の原因となる他の病気が疑われる方には、二次性高血圧の可能性も考えホルモンその他の検査を行い診断・治療をすすめていきます。
脂質異常症とは血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多い為に引き起こされる疾患です。コレステロールには善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)があり、善玉コレステロールは細胞内や血管内の余分な脂質を肝臓に戻す働きがある為、悪玉コレステロールを減らすことに役立っていますが、LDLコレステロールや中性脂肪など余分な脂質が高い状態を放置すると、増えた脂質がどんどん血管の内側に溜まって動脈硬化の進行を促し、やがては心筋梗塞や脳梗塞の原因となってしまいます。高血圧等と同様に自覚症状が無いため、健康診断などを利用して、早い段階で見つけることが大切です。血中コレステロール値や中性脂肪値の高い方は、ご相談ください。
脂質異常症の治療は脂質異常症の治療は、他の生活習慣病と同様に、食事療法、運動療法、および薬物療法です。食事療法では高LDLコレステロール血症の人は動物性脂肪を含む食品を減らして植物性脂肪を含む食品を増やす、コレステロールを多く含む食品を減らす、野菜やきのこ類などの食物繊維を豊富に含む食品を積極的に摂る、高中性脂肪血症の人では糖質の多い食品やお酒を控える、摂取エネルギー(カロリー)をコントロールする、などを意識することが大切です。運動療法は、ウォーキングなどがお勧めです。こうした軽めの有酸素運動を続けていると、中性脂肪を減らし、HDLコレステロールを増やすことが知られています。脂質異常症の治療薬には、主にLDLコレステロールを下げる薬や、中性脂肪を下げる薬があり、医師は個々の患者さんに適した薬を処方いたします。